水蝦のブログ

基本的には変愚のプレイ記録を書き残すブログです。たまに他のゲームの記事も書くかも

片道勇者やってました

今年ハマったゲームの感想は今年のうちに。

steamのフレンドから片道勇者というRoguelikeゲームを勧められていたので、DLCのプラス版も含めて購入してプレイしていた。

簡単に言うと、「左から迫る『闇』から逃げながら、戦ったりする」。公式説明文にある強制横スクロール+ローグライクという言葉がぴったりである。
とはいえただひたすら戦うだけでなく、所々に点在する街や小屋で買い物や技の習得をしたり、ある程度過ぎたところから定期的に出現する関所で金(通貨単位はシルバ)を払ったりしなくてはいけない。
商人を殺して品物を奪ったり(当然罪になって追われるが)、関所を強引にスルーしたりとある程度アドリブも効くが、Elonaほど自由にできるわけではない。

で、ゲーム自体はクラスと特徴(フィート)を選んでスタートするのだが、そこからゲームをクリアするにはいくつか手段がある。
・フツーに魔王を倒す
・いろいろ用意して『闇』を倒す
・世界の果て(2000kmから1000km毎にクリアかまだ進むか選べる。最大10000kmまで)まで逃げ切る
これが基本的なクリア方法。さらに何度かクリアして色々条件クリアすると他にも選択肢が追加され、
・開始直後に特定のクエストを受け(3種)、それぞれの目的を達成する
・次元回廊に行き、次元の支配者を倒す
・次元回廊に行き、そこから次元回廊の果て(3000kmからry)まで逃げ切る
・旅行記を1000ページ書ききる(クラス:観光客のみ)
といったクリアもできる。どれが簡単でどれが難しいか?というのはクラスによって変わってくる。とはいえ魔王を倒すのが一番簡単なのは間違いない。
仮にも魔王なのにクソザコなのかって?まあ、ちょっとやればわかるけど彼は世界の生贄みたいなものだから…

あと中ボスとか仲間とか色々書くと長くなるので、これは省略してクラスの体感を書く。
・剣士
序盤からスタンダードにガシガシ戦える。囲まれても大激震で打開できる。中ボスとか強敵相手でもベルセルクと強打でだいたいなんとかなる。
これだけ書けばすごく強いように見えるが、片道勇者の武器と防具はどれも耐久度が設定されていて、いつかは壊れるという点が問題になってくる。
なので、自分はは特徴を全部「鑑定率上昇」にして拾った武具を片っ端から鑑定して、いい武器があったら拾い、持ち替えながら戦い続けるというプレイスタイルでやっていた。これで大体なんとかなる。

・騎士
大してやってない。剣士と比べると防御重視なクラスだが、それ故に火力が足りなくて困るっていうことが多い。

・狩人
最初に魔王を倒したクラス。敵の位置がわかるっていうのが便利だが、後述する冒険家と比較するとどうも見劣りがする。

・海賊
剣士から敏捷と魅力あたりを犠牲にして水泳能力を身につけたような感じ。とはいえ強打があるので火力十分だし、最初から水地形を何の問題もなく移動できるのでそこが便利。

・冒険家
多分これが最強クラスだと思います。序盤がだいぶキツいがそこさえ乗り越えることができれば、最初から高い鑑定率、ジャンプとダッシュと影縛りという技、海も山も最小ターンで移動できる機動力、所持重量の高さによる豊富なアイテム、1000kmからの妖精イーリスという名の弓矢砲台、その他諸々を使ってどんな状況にも対応できる。
火力の低さを豊富な手段によって余裕で補えるので超楽しいクラス。
次元回廊の果てでも簡単に到達できるのはコイツぐらいである。あと酒場にたまにいる忍者から影走りという技を教えてもらえるが、これを習得できると戦いたくない敵は完全スルーしながら旅ができる。

・理術士
簡単に言うとメイジ。魔法が強力で、瞬発火力は最高。
ただ魔法を詠唱する前に1ターン「集中」する必要があるのでどうしても隙が増えやすい。祈りの杖などの集中度を保つ装備品があるとグッと楽になる。
あと魔法に必要なのはMPではなくて食料によって補給される元気度なので、食料が全く見つからない世界だとそれだけで難易度が地獄と化す。

・詩人
大してやってない。仲間が見つからないと非常に辛い。仲間がすぐ見つかるキャンペーン世界だと楽しいクラス。

・勇者
個人的には特徴を「格闘」全振りして素手で戦うためのクラス。終盤になるとほぼすべて必殺攻撃になるので楽しい。
素の火力自体は剣士以上で、騎士の盾によるダメージ減少の特性も持っているが、側面や後ろを突かれると文字通り死ぬほど弱い。コイツもまた仲間がいないと辛いクラス。
ゼヌーラという切り札的な技があるが、有効な使い方を見出だせないので自分は封印してる。

・理騎士
名前通り魔法と近接両方使える素質があるが、変愚蛮怒魔法戦士のごとく中途半端なクラス。そこそこやったがぶっちゃけダルい。

・忍者
冒険家からある程度機動力を奪って火力を増やしたようなクラス。使える技はどれもスタミナの最大値を減らすリスキーなもので、その分高火力。
もちろん、使い所を選んで戦えば強い。しかし癖も強い。

・観光客
言うまでもなく弱い。しかしこのクラスには旅行記を完成させるという特殊なクリア方法があるので、スルーするわけには行かなかった。
最初に魅力の特徴を1つ取って、すぐに仲間ができる世界で冒険すると比較的楽に旅行記を完成できる。地形移動能力も伸びるので、レベルが上がればそれを利用して多少戦いやすくなる。

…と、こんな感じ。
色々書いたが変愚蛮怒やElonaと比べるとゲームシステムはシンプルな方で、アイテムの引き継ぎができる次元倉庫を駆使するとクリアまでの難易度は大きく下がる。
実際、自分は既に殆どの実績は解放できているが…実績にはない縛りプレイ(ノーセーブ、闇が速いなど)をしたら相当時間がかかると思う。
ゲームシステムはシンプルでも、次元倉庫やセーブといった甘えを断ち切ってやり込むとなると難しい。これもやはりRoguelikeゲームなんだなぁ。

今年が終わる前に書ききれてよかった。じゃあ皆さん、良いお年を